第12話 『夏の午後に蝉の声を聞く』 [GOSICK]
本文はネタばれを含みます。ご注意ください。
画像はクリックで拡大されます。事件が起こらない方が、面白いかもしれない。
岡田さんは、〝日常系〟を書かせた方が良いんじゃないかな…。
いや、まぁ、ローゼンメイデンとかDTB2期とかでも、
良い作品を書いてましたけどね。
でも、とらドラとか花咲くいろはを観てると、どうもなぁ…。
やっぱり、岡田さんの持ち味が生きるのは〝日常系〟の作品かと。
今更ですが、凄くそう思いました。
そして全然関係ないけど、アザゼルさんが可愛い。
では、以下レビューです ↓
休みの学園。
生徒たちが避暑に出かけるなか、ヴィクトリカはひとり退屈そうに過ごしていた。
一弥はアブリルからの誘いを断り、日本から届いた荷物を持ってヴィクトリカの元を訪ねる。
中には、彼女が一弥の次男に出題した謎解きの答えも。
真夏の太陽の下、一弥は日本での日々に思いを馳せる…。
「お土産買ってくるわ、ヴィクトリカ君の分も」
あれ…アブリルってヴィクトリカのこと、男だと思ってたんですか?
一弥も、もうちょっと詳しく話してあげればいいのに(苦笑)
そこら辺に気付けないのが、一弥クオリティですね。
そんなんだから、ヴィクトリカをしょっちゅう怒らせちゃうんですよw
まぁ、そこが良いところなのかもしれないけど…。
───────ということで、現在ソヴュールは夏真っ盛り。
夏休みに入り、学園の生徒達は皆、避暑に出掛けてしまいますが、
彼はヴィクトリカのためにアブリルの誘いを断り、学園に残りました。
そして、家族から来た手紙を、彼女の所に持っていきますが……
「こんなの簡単でちゅよ~。3分で解けまちたよ~と、
その小さな女の子に伝えてくれたまえ」
一弥のお兄さん、面白い人ですね。
以前、九条家の二男坊は頭が良いと聞き、彼にクイズを出したヴィクトリカ。
本当は自力で解けなくて、数学の先生に泣きついて解いてもらったくせに、
涼しい顔して手紙を送ってきました。
しかも、その上ヴィクトリカのことを小さな女の子と勘違いしているようで…w
一番上の体育会系のお兄さんとは、えらい違いですね。
それで、〝中途半端〟な一弥は色々とコンプレックスを抱えていたんですか。
こう言っちゃなんだけど、頭も力もキャラも微妙な感じですし←
当然、厳格な彼の父親は、それを良しとしませんでした。
いつも甘えていたため、母親も一緒に怒られていたんですね。
お姉さんの瑠璃は彼の味方だったようですが、
それでも自分のせいで、父に叱られる母の姿は見たくない。
もっと強くなりたい───────
そう思ったはずなのに、結局彼は『留学』と称して、逃げてしまったと…
そんな彼に、ヴィクトリカはこう言います。
「君は、出会った頃、事あるごとに言っていたな。〝帝国軍人の三男だと〟。
その口癖は中々に不快だったのでね。
近頃それを言わなくなったのは、褒めてやる」
そう、それはヴィクトリカなりの励ましでした。
出来の良い兄がいようが何だろうが、そんなことは関係ない。
ヴィクトリカにとって大事なのは、一弥なんですから。
ヘタレで空気が読めないけど、いざという時に体を張ってを自分を守ってくれる。
彼のカッコよさを、彼の強さを一番分かっているのは、ヴィクトリカなんですよね。
もう、好きでしょうがないのに、多分その自覚はないんだろうなぁ(苦笑)
まぁ、よしんば自覚があったとしても、どうせ一弥は気付かないでしょうけど。
お前の鈍さは、『IS』の一夏に匹敵するものがあると思うよ。
見てるとだんだん壁を殴りたくなってくるとことか、似てると思うんだ。
このニブチンめ!
いや‐、それにしても、今回は絵がいつも以上に綺麗でした!
キャプってて楽しかったです。
どのヴィクトリカも可愛くて、画像を選ぶのに時間がかかりましたw
話の内容もいつものに比べれば、断然良かったんじゃないかと。
あまり詳しい事は分からなかったけど、一弥のお父さんも悪い人ではないですよね
。
厳しい教育をするのは、もちろん時代の影響もあるんだろうけど、
三男である彼の名前に『一』の字を入れている所なんかを見ると、
本当は彼のことを凄く大切に想ってるんじゃないかと思ったり。
まぁ、あくまで推測なんで、自信はないですけど。
ただ、どうでもいいんだったら、わざわざ厳しい教育なんてしませんしね。
そういうのは、原作の方では描かれたりしてるのかな?
先日、ようやく1巻を読んでみたんですが、アニメと結構雰囲気が違うのでびっくりしました。
早く残りの巻も読まねば~。
こんばんわ、度々お邪魔です!
いやいや、今回は良い改変回でした!
本筋に必要ないトコは切り捨てて、映像作品ならではの
表現を独自に突き詰めてゆく――
モノにもよるとは思いますが、“小説原作”の作品には
こういうアプローチの方が適切なんじゃないかと思いますw
それで興味が出たら、原作読めば良いワケですから。
それは兎も角…小説の方も読まれたんですねw
お仲間が増えて、個人的にもとても嬉しい限りです。
2巻のエピは例の“灰色狼の村”の話なので
アニメ版との差異が顕著になり始めると思いまする。
ヴィクさんと久城くんの、距離感の違いにもご期待あれ!
>ただ、どうでもいいんだったら、
>わざわざ厳しい教育なんてしませんしね。
>そういうのは、原作の方では描かれたりしてるのかな?
ここら編に関しては、『久城家の』というより
“当時の日本の”愛情として、書かれてるかもしれません。
よかれと思ってなんだけど…みたいな教訓としてw
久城くんが、ヴィクさんとの交流でソレをどう捉えるようになって行くか
そこら辺の成長も、是非ともお楽しみに!
でわでわ、コメント失礼致しました。
アザゼルさんも、かなり面白かったですよねww
by ドューハン (2011-04-10 19:45)
こんばんは~!
>2巻のエピは例の“灰色狼の村”の話なので
>アニメ版との差異が顕著になり始めると思いまする。
>ヴィクさんと久城くんの、距離感の違いにもご期待あれ!
おぉ、それは楽しみです!
でも、その前にまだ読んでない本がいくつかあるので、
先にそちらの方を片付けないとw
いや‐、それにしても原作のヴィクトリカは性格がキツかった…。
ドューハンさんもおっしゃってましたが、
アニメ版のヴィクトリカは、初めからデレまくってますよね。
思いのほか毒が強くて、驚きました。
>ここら編に関しては、『久城家の』というより
>“当時の日本の”愛情として、書かれてるかもしれません。
>よかれと思ってなんだけど…みたいな教訓としてw
ああ、そうだ…昔はこれが当たり前ですよね。
どうもアニメの方は、時代背景が分かりにくい(苦笑)
クイーンベリー号事件の時も、一弥が…東洋人が差別されてる感じの
シーンもカットされちゃってましたし…。
何か、第一次世界大戦後って感じがしないんですよね。
うむ。ではとりあえず、今後の一弥の成長に期待させてもらいます。
頑張れ一弥!目指せ脱のび太!←
では、コメントありがとうございました。
ドューハン さんも、『アザゼルさん』ご覧になってたんですね~。
いやはや、何も考えずに観れる、素晴らしいアニメでしたw
小野坂さんがハマリ役すぎて辛い!
by なるひゃ (2011-04-11 04:20)
こんにちは
今まで読むだけでしたが愛読書のGOSICKとなれば我慢でませんでした。
尺の問題もあるのでしょうけど私としては原作忠実が好みですね
思い入れのある台詞がけっこう削れているのでなかなか悲しいものがあります。
オリエンタルな謝罪のポーズも見たかった。
原作は久城君とヴィクトリカの出会いを番外編に回すことで
二人のミステリアスな雰囲気を出してたのだと、個人的に思っていたので
アニメの流れは少しもったいない気がします。
小説のヴィクトリカがキツイ代わりに久城君が甲斐甲斐しく
アニメのヴィクトリカはデレてるのに対して久城君は鈍感になってますねw
設定ではそこそこ文武両道のすごい人なんですけどねw
きっと小説の久城君ならティーセットを割らずに受け止めるくらいなら・・・!
スポンサーを見る限り仕方ないのかもしれませんね。
全体的に駆け足で進めているせいか
推理ものとしてのところに少し抜けが目立つように見えます
撮り溜めての感想でした。
お目汚し失礼しました。
by ノズチ (2011-04-26 14:21)
はじめまして、ノズチさん。
返事が遅れてしまって、すみません(汗)
1巻だけしか読んでいないので、偉そうなことは言えないんですが、
アニメの方は、ちょっと残念な部分が多いですよね。
原作に忠実にしてほしかったというお気持ち、よく分かります。
アニメは、どうにもヴィクトリカの可愛さに重点を置いちゃってますね。
台詞だけでなく、何か色々と大事な部分が削られてるような…。
可愛さに磨きをかける暇があるなら、
もう少し他の部分も頑張ってほしいところです。
>オリエンタルな謝罪のポーズも見たかった。
原作には、そんなシーンがあるんですか!
それは、是非ともアニメで観たかった。
まぁ、もう仕方ないですね。
気になるので、さっさと原作集めたいと思いますw
>原作は久城君とヴィクトリカの出会いを番外編に回すことで
>二人のミステリアスな雰囲気を出してたのだと、
>個人的に思っていたので
>アニメの流れは少しもったいない気がします。
う‐む、かなりもったいない気が(苦笑)
アニメのヴィクトリカと一弥の関係は、ミステリアスでも何でもなくて、
完全に『のび太とドラえもん』ですもんね。
ティーセットを割らずに受け止められる一弥は、いずこへ…。
今からでも遅くないから、文武両道設定を生かしてもらいたい!
──────いや、やっぱ無理かもなぁ……←
とりあえず、最後まで頑張って感想書いてみたいと思います。
では、コメントありがとうございました。
とっても励みになります!
by なるひゃ (2011-04-27 21:44)