第11話『最後に残った道しるべ』&第12話『わたしの、最高の友達』 [魔法少女まどか☆マギカ]


本文はネタばれを含みます。ご注意ください。
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「さぁ、鹿目まどか。
その魂を代価にして、君は何を願う──────?」

『まど☆マギ』ついに完結…!

もう、「ヤバい」って言葉しか出てきませんw
スケールが…すごく……大きいです。
脚本、演出、音楽、絵、キャスト。どれをとっても最高でした。
放送開始前、「またシャフトキャストかよ」とか「あんまり面白くなさそう」とか
思っちゃって、ホント申し訳ない。
とりあえず、スライディング土下座!そして、頭丸めてきます。

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みんな、お疲れ様!


では、以下レビューです ↓


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まどかが最悪の魔女になってしまうのは、ほむほむのせいだった!?

魔法少女は、背負った因果の大きさで強さが決まるんだそうで…。
まどかの場合、ほむらが何度も同じ時間を行き来したせいで、
決して絡まる事のない因果線が、あらゆる元凶の出来事として、
全てまどかに繋がり、その結果、
彼女は宇宙の法則をも捻じ曲げるような力を持つようになったんだとか。

ほむらが、彼女を助けたい一心でずっとやってきたことが、
逆に最悪な結果を招いていたとは(汗)
ホントに、皮肉な話です。
その事実を知り、複雑な心境になっているほむらに向かって、
「お手柄だよ」って言うキュゥべえは相変わらずですね。

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「彼らは人間の糧になることを前提に、
生存競争から保護され、淘汰されることなく繁殖している。
牛も豚も鳥も、他の野生動物に比べれば、種としての繁殖ぶりは圧倒的だ。
君達は皆、理想的な共栄関係にあるじゃないか」

ただ、他の記事でも書きましたが、彼の言うことは間違ってはいない。
食肉に関しての下りは特にそう。
私達人間の方が、よっぽど残酷なことしてますよね。
同意も得ないで、勝手に食べることだけを目的に生物を育て、
今日までこうして生きてきたわけですし。
選択肢を少女達に与えているだけ、キュゥべえの方がマシです。

まどかも怒りはするけど、それが分かっているから、
彼を全否定するような真似はしませんよね。
いつだって、彼は正論しか言わない。
確かに腹が立つこともあるけれど、だからって
自分の価値観を押し付けようとするのは無意味です。

人間同士でだって、なかなか分かり合えませんもんね。
そういうものだと諦め、受け入れるほかないと、私は思います。
どうしたって、無理な時はありますから…。

それにしても、まさかクレオパトラ、卑弥呼、ジャンヌ・ダルクまでもが、
魔法少女だったとは。
今までも散々驚かされてきましたが、
私的にはこの事実が一番の驚きかもしれませんw

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「本当の気持ちなんて、伝えられるわけないのよ。
だって私は、私はまどかと違う時間を生きてるんだもの!」

そしてついに、タイムリープしていたことを、まどかに告白するほむら。

同じ時間を繰り返す度に、自分の道を見失ってしまった彼女にとっては、
「まどかを救いたい」という気持ちは唯一の道しるべであり、
生きる意味でもあります。
まどかに気持ちが伝わらなくてもいい。分からなくてもいい。
それでもいいから、「守らせてほしい」という彼女の切なる願いが何とも…
まぁ、若干一方的すぎる気もしますが(苦笑)

ただ、今のほむらにとっては、諦めることと立ち止まる事は同義。
死ぬも同然って感じでしょうか。
結局全部自分でしょいこんじゃいましたね。
いや‐、でも、1人でワルプルギスの夜に立ち向かっていくシーンは、凄かったです!
「どっからその武器持ってきた!」のオンパレードでしたw

うん…でも、この映像はを震災後に流すのは、ちとキツかったかも。
倒壊する建物とか、爆発とか、避難所とかね…。
なかなか放送出来なかった理由が、よく分かりました。

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さて、次々とワルプルギスの夜に攻撃を仕掛けていくほむらですが、
やはり1人では敵わない様子。
彼女は、魔力を使い果たし、絶望しかけます。
このままほむらも魔女になってしまうのか…そう思った時、現れたのはまどか。

「私、全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。
全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で」

あぁ…やっぱ変身しちゃうんですか(汗)
しかも、お願いの内容がこれまた……。
彼女は未来永劫、魔女を滅ぼす概念として生きることを決めたようです。
そう、魔法少女達の祈りを、絶望で終わらせないために。

でも、魔女が人間に戻るってわけではないんですよね。
魔女化しそうになった魔法少女が、
魔女化する前に消滅するようなシステムが創られただけ。
新しい法則に基づいて、宇宙を再構成しちゃうとか、めちゃくちゃ壮大なことやってますが、
結局今までの世界と大して変わらないみたいです。

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っていうか、これ夢幻シルエットじゃん…
「くらえ、この愛!」は、私の中では今年の流行語大賞です(黙

いまだに、何が起こったのか理解出来てないので、何とも言えないのですが、
少女達の〝魔法少女になろうとした意志〟が消えなかったのは良かった。
さやかも恋は実らなかったけど、満足そうでしたし…
ちょっと寂しい展開ではありましたが、良い最終回でした。

あ、でも、ほむらがまどかのリボンを受け継ぎ、
新たに登場した敵、魔獣と戦い続けていくシーンは、胸が熱くなりました!
「魔獣って何なの?」っていう疑問を持つのは、野暮ですよ!←
あれも、元は人間なんでょうけど…。
雰囲気的には、男性っぽかったですよね。何なんだろうなぁ、一体。

設定資料集とか発売されないかな~

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では、キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして、TB等送って下さった方々に感謝です!


* = * = * = * = * = * = * 


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―Don't forget.  忘れないで
always, somewhere,  いつもどこかで、
someone is fighting for you.  誰かがあなたのために戦っている事を。
―As long as you remenber her.  あなたが彼女のことを忘れない限り、
you are not alone.  あなたは一人じゃない


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ドューハン

コッチも、チョビっとお邪魔です。

まずは、感想記事お疲れ様でした!
実に素晴しい、最高の最終回でしたねw
まどっちが“ほむほむの脳内設定”とかのオチじゃなくて
マジで良かったです。

魔法少女が結局消滅しちゃうのは、幾分切ないですが
望みを叶えた代償は、やっぱり必要ですもんね。
まどっちの気高い覚悟に最敬礼です!!
でわ!

追伸
QB氏の“人間について”の考察論が、当方が以前書いた
屍鬼の感想記事と被ってて感動致しましたw
感情論云々を別にすれば、彼は間違ってないと当方も思います。
by ドューハン (2011-04-25 21:24) 

なるひゃ

こちらにもコメいただいてたとは!
また気付けませんでした…面目ない。
もう、ホントに頭丸めた方がいいかも(汗)

>まずは、感想記事お疲れ様でした!
>実に素晴しい、最高の最終回でしたねw
>まどっちが“ほむほむの脳内設定”とかのオチじゃなくて
>マジで良かったです。

労いのお言葉、ありがとうございます~
途中で何度か挫折しそうになったけど、頑張ってよかった!
そして、脳内設定ENDじゃなくて良かったですね!
もし、最終回がそんなんだったら、絶対感想書いてませんw
まぁ、結構ぶっ飛んだ感はあったと思いますが(苦笑)
ただ、「はぁっ!?何コレ、意味分からん!」という感じではなく、
しっかり納得の出来る終わり方でした。

>QB氏の“人間について”の考察論が、当方が以前書いた
>屍鬼の感想記事と被ってて感動致しましたw
>感情論云々を別にすれば、彼は間違ってないと当方も思います。

急いで屍鬼の感想、拝見させていただきました~。

────ホントだ…!

『旧人を踏み台にして今現在の此処に至っている』とか、
QBも全く同じこと言ってましたよね。
ドューハンさん、虚淵さんと仲良くなれるんじゃないでしょうか←
私まで何か感動しちゃいましたw
こんなことなら、屍鬼見ておけばよかったなぁ。
京極先生のパロディ本、『脂鬼』なら読んだことあるんですけどね。
あれは非常にくだらなかった(褒めてます)

いやはや、それにしても、色々と考えさせられるアニメでした。
人間とインキュベーターだけでなく、
さやかと杏子のような、人間同士の価値観のすれ違いも
描いてくれたところが良かったです。

上条さんみたいに、「気にいらないからぶっ飛ばす」って
考え方も嫌いじゃないですけどねw
この絵柄で、まさかこんなに深い話を作っちゃうとは…恐るべし新房監督。
恐るべし虚淵さん。

では、コメントありがとうございました!
by なるひゃ (2011-04-27 23:08) 

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