第12話 『黒執事』 [黒執事Ⅱ]
本文はネタばれを含みます。ご注意ください。
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一つの剣を用いて、一つの魂を巡る戦いを──────
いよいよ始まった最終決戦。
果たして勝利はセバスとクロード、どちらが掴むのか。
…って感じの内容になるかと思ったら、全然違った。
では、以下レビューです ↓
死の島にて、悪魔の正式な決闘をすることになった2人。
悪魔はレーヴァテイン以外の攻撃では死なないんだそうで。
セバスとクロードは1本の剣を取り合いながら、激しいバトルを繰り広げています。
「鋭く、深く、メリメリ…メリメリと!」
それにしてもクロードさん、相変わらずぶっ壊れてましたw
ところで、何かシエルとアロイスが急に仲良くなってたんですが…。
いつの間に友達になったの、アンタら。
「ふん…哀れな悪魔だ。
何も知らず戦い、何も知らないまま例え勝利したとしても、
その暁に手にする者は…」
何だかこのシエルの発言も気になりますね。
どういうことなんだろう?
この戦いに勝利しても、意味はないって言ってるように聞こえます。
──────と、ここで、クロードの胸にレーヴァテインが!
「これでもう、坊ちゃんをメリメリする事は出来ませんね」
ちょっ、何かセバスにも〝メリメリ〟が感染してる!
そういえば、何かさっきも「この死の島ごと、メリメリさせて頂きましょう」とか言ってたな。
ま、末期だ…。
そして、セバスに眼鏡をかけてもらい、最期の言葉を呟くクロード。
「情熱を不実に、偽りを真実に、野良犬を伯爵に
それが……の執事…」
誰の執事かは聞きとれませんでしたが、
恐らく最期はトランシー家の執事として死んでいったのでしょうね。
つまり、アロイスを認めたってことでしょうか。
彼の死に呼応するかのように、アロイスも満足げな笑みを浮かべて消えていきます。
事を済ませ、セバスがハンナの所へ向かうと、意識のないシエルを抱えたまま、
彼女は崖の淵に立っていました。
そこで、彼女は「肉体が戻ったところでシエルは死人同然だ」とセバスに言い残し、
シエルごと海に飛び込んでしまいます。
落ちていく途中で何やらハンナが呟いているのですが、我々視聴者には聞こえません。
もちろん、慌ててそれを追うセバス………
そして、いつの間にやらハンナはクロードの元へ。
クロードの亡骸に寄り添い、微笑みます。
これでアロイス、ルカ、クロード、ハンナの4人が1つになったわけですね。
彼女達は島と一緒に沈んでいきます。
え?でも、ハンナ死にませんよね?
だって、悪魔はレーヴァテインで受けた攻撃でしか死なないって、さっき言ってt(
はてさて、セバスはというとシエルに追いついていました。
ちなみに追いつくまでの間、執事になったばかりのころを思い出してたんですが…。
最初はあのセバスも失敗とかしてたんですね。意外だ。
海中でシエルを抱きかかえますが、ここで彼の目が開きました。
赤い瞳…ってことはまさか……
その瞬間、セバスの手がシエルの体を貫く!
* = * = * = * = *= * = *= *
んで、CM明け。
そこには今までと変わらない日々がありました。
しかし、何かがおかしい。
シエルらしからぬ暗い服の色に、紅茶の入っていないティーカップ…。
そう、彼は悪魔になっていたのでした。
「シエル・ファントムハイヴは旦那様との契約により、悪魔として蘇る」
崖から落ちていく中でハンナが呟いたのは、この言葉だったんですね。
だからセバスは、それが本当かどうか確かめるためにシエルの体を貫いたと。
使用人ズや遊びに来たエリザベス達には、このことは伝えられていないようですが、
以前と雰囲気が変わっていることは皆気付いてますね。
それでも、やっぱりシエルはシエル…かな?
そして、セバスは世話になった人達に挨拶回り。
どうやら、シエルは屋敷を…ロンドンを出るみたいですね。
皆には、ファントム社の棒付きキャンディー1本と1枚のカードが渡されました。
〝In memory of Ciel Phantomhive
W he died at Aug,26th,1889 AGED 13 YEARS.〟
1889年、8月26日に死んだシエル・ファントムハイヴの想い出に。
カードにはそう書かれています。
「私は悪魔で、悪魔の執事ですから」
馬車に乗り、どこかへ向かう2人。目的地は誰にも分からない。
しかし、まぁ、それにしてもセバスの顔が暗いです。
シエルが悪魔になってしまったから、魂は食べられないわけですけど…。
こんな嫌々仕えてる感じのセバスは見たくないですね。
う‐ん、これならシエルが食べられた方がまだ良いかもなぁ……
─────って、おや?
2人が辿り着いたのは、OPの最後に出てくる薔薇畑ですね。
セバスがシエルをお姫様だっこして歩いてます。
「お前は僕の執事」
「私は貴方の執事、永遠に」
「これから先も、お前の答えはただ1つ。分かっているな?」
「イエス マイロード」
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無駄に感想が長くなってしまいましたが…
これ、何ENDって言ったらいいんでしょうね。
ハッピーではないが、バッドでもない。
ノーマルエンドっていうのも意味分かんないしw
ちょっと後味悪いかな。
まぁ、でもこの終わり方は作者の枢先生も了承してるでしょうから、
私が文句言っても仕方ないですけどね。
あ、でも葬儀屋の出番が異様に少なかったのは譲らん!←
最終回、劉が喋ったから葬儀屋も喋ると思ったのに…残念です。
何はともあれ、スタッフ&キャストの皆様お疲れさまでした!!
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